鹿鳴館サロン tel.03-6479-9684
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 鹿鳴館サロンは男性も女性も同じ料金。SMバーやハプバーでは考えられない料金設定です。
  なぜか? 実はこれは、私の長年の切なる願いでした。
  みなさんご存知だとは思いますけど、ちょっとエッチなお店はどこも女性はタダか申し訳程度の値段。で、男性はびっくりするような料金ですよね。 私は、それがゆえにハプバーやフェティッシュバーが怖かったんです。
  何かやらされるんじゃないか、断っちゃいけないんじゃないか。そう思って、興味はあったけどずっとその類のお店に行けなかったんです。
  それからしばらくして、断る勇気も少しはついて、行けるようになってからも、やっぱり料金設定にはどうにも違和感。被害妄想なのかもしれないけど……どうしてもね、男性がギラギラしてるような気がしちゃうんですよ。「オレたちがお前らの分を払ってんだから」的なものを感じてしまう。
  そんなことを感じてしまうものだから、ちょっと淫らに遊ぶと、今度はどうもタダでバイトさせられているような気がしてしまって……ある意味貧乏性なんでしょうけどね。
  SMの話が出来るところなんてなかなかないから行きたいのに、エッチな遊びだってしたいのに、どうしても下に置かれてる気がして惨めになっちゃう。
  私だってちゃんと権利をお金で買って安心して遊びたい。って、ずっと思ってたんです。
  ですから、鹿鳴館サロンを私がやる、って話が来たときに、それはどうしてもゆずりたくなかったんです。
  もちろん、周囲は大反対でした。そんなんじゃ女性は絶対にタダのほうに行くに決まってるって言うんです。そうして何度も私の意見は却下されたんですけど、最後の最後に、以前新宿でハプバーをやっていた女性の意見が私と同じだったことで、思い切って今の形態にすることになったんです。

 鹿鳴館サロンの料金は、女性も男性も同じでなくてはならない。でも、やっぱり社会的に女性の立場はまだまだ弱い。その女性にもそう無理なく払える金額でなければならない。
  その理由から、アダルトな遊び場としては驚くほどの低価格なんです。
  それは、まったく前例のないことでしたから、スタッフ一同、とても勇気のいることでした。あっという間につぶれてしまうかもしれないリスクでした。
  それでも、自分のマゾヒズムに悩んで、誰かに話したかったあの日の自分のために、どうしても鎮められない自分の欲望に悶絶したあの日の自分のために、女性が安心して自分の性癖を晒せる場所を作りたかった。
 鹿鳴館サロンは、こういったことを理解してくださったみなさんが足繁く通ったり、お酒を寄贈したり、おいしいものを差し入れたり、サロン救済イベントに参加したりしてくださっているおかげで、常にいつ倒れてもおかしくない状況ながらもなんとかここまで持ちこたえてきました。女性の常連さんも増え、最近では女性のほうが多いくらいです。ありがたいことだと思います。
  どうか女性が安心して居ることができるサロンを維持するために、ご理解ご協力をお願いいたします。








室生舞衣